こんにちは、鎌倉こどもミュージカルです。
今日は『子どもがミュージカルに興味があるけれど、新しい環境に馴染めるか心配』というお声に応えて、私たちの劇団が大切にしている『一人一人に寄り添う環境づくり』についてお話しさせていただきます。
- 友だち作りが苦手な子でも楽しくやっていけますか?
- 年齢が違う子たちと仲良くなれるのでしょうか?
- 緊張しやすい子なのですが大丈夫でしょうか?
- 子どもが自分を表現することに消極的なのですが…
なぜ「友だちづくりが苦手」でも大丈夫なの?
鎌倉こどもミュージカルには、毎年多くの可能性を秘めた子どもたちが入団してきます。
その中には学校ではおとなしめな子や、新しい環境に緊張してしまう子もたくさんいます。
お母さんお父さんとしては「うまくやっていけるのだろうか…」と不安に思われるかもしれませんが、大概の場合心配は無用です。なぜなら、
- 先輩たちが自然と手を差し伸べてくれる環境がある
- 同じ目標に向かって頑張る仲間がいる
- 一人ひとりの個性を大切にする指導方針
- 必ず全員が舞台に立てる
先輩たちが教えてくれる優しい環境
そう思われるかもしれません。でも実際は逆です。劇団員インタビューでこんな声がありました。
「最初は稽古する部屋のドアの前で『入りたくない』と泣いてましたが、お姉さん達が根気強く優しく接してくれたんです。その後、新型コロナウイルスの影響でZoom稽古になった時、普段できない雑談やみんなの特技の披露など、オンラインならではの楽しい時間を過ごしました。それがきっかけで、対面稽古が再開された時には、もう泣かずに参加できるようになっていました。(小学6年Mさん)」
団員の誰もが「上級生」に助けれており、その行動はもはや習慣化になっています。
自然と不安や悩みを持つ後輩をいたわり、手を引いていく環境が劇団には根付いています。
同じ夢を持つ仲間との出会い
私たちの劇団を監修する児童劇団「大きな夢」の青砥洋代表は、こんな言葉を残しています。
「みんなで創り上げた作品は独特のチームワークと結束によって堅い絆で結ばれ、公演を成し遂げた達成感からやれば出来るという自信にも繋がります」
この言葉通り、一つの目標に向かって頑張る仲間がいることは、子どもたちの大きな支えになります。
先輩から後輩へ受け継がれる「優しさのバトン」
繰り返しになりますが、鎌倉こどもミュージカルには「後輩の気持ちを思いやる」という伝統が自然に引き継がれています。
お姉さんたちの温かいまなざし
現在高校3年生のNさんはこう語ってくれました。
「小さい子は最初入ってきて、すぐには理想通りに振る舞うことができず、落ち込んでしまうシーンを良く見かけます。私もその一人だったので気持ちは痛いほどわかるので、共感を持って励ましの声をかけています。」
このような先輩たちの温かい気持ちは、新入団員の心の支えとなっています。
休憩時間の自然な交流
休憩時間には、こんな光景が見られます。
- 輩が後輩の歌の練習に付き合う
- 踊りの難しい部分をみんなで練習
- 演技の相談を和やかに
- 水分補給をしながら楽しくおしゃべり
学年の壁を超えた自然な交流が、子どもたちの心を開いていきます。
「一人じゃない」を実感できる舞台づくり
配役決めから本番までみんなで支え合う
公演に向けての準備期間では、素敵な場面に何度も出会います。
中学3年生のNさんは、希望の配役に選ばれなかった時のことをこう振り返ります。
「やりたい役になれなかった時、先輩が気にかけてくれて、私がいただいた役の魅力を教えてくれたり、強く励ましてくれました。先輩は日頃のレッスンでも、私が先生の教え通りにできなかったときなど、そっと救いの手を伸ばしてくれます。」
団員へのインタビュー特集がございます。よろしければご覧ください。
全員で創る感動のステージ
ミュージカルのワンシーンには様々な役割があります。
- セリフのある役
- 歌で物語を彩る役
- ダンスで場面を盛り上げる役
- 表情や仕草で雰囲気を作る役
- 観客から見えない舞台袖で歌唱する役
どの役も舞台には欠かせない存在であり、それぞれが輝ける場所があるということを子どもたちに伝えていきます。
お母様方の絆も深まります
「我が子は協調性が高いけど母親の私がどうも消極的で…」といったことで、習い事の入会に二の足を踏まれる方もいらっしゃるでしょう。
先輩父兄たちの温かいサポート
鎌倉こどもミュージカルでは父母会のことを「ドリーム会」と呼んでいます。
会長役から始まり、練習会場調整、経理、衣装管理、広報、会場設営、講師陣営のサポートなど小さな役割から重責まで、なんらかのお手伝いがあります。
こう聞くと「何やらすごい大変な仕事が待ってるのでは…」と恐れるかも知れませんが、それは全く心配無用です。
多くの父母は「公演直前における作業」に限定されてるのが事実です。
このことから普段は素敵な交流が生まれています。こんな父母談があります。
「最初は『色々と面倒な仕事がついて回るのでは…』と不安でした。でも先輩お母様が付いて教えてくれるので、何も心配いりませんでした。ほとんどの仕事がテンプレート化されており、ベテラン勢のバックアップも完璧です。」(Hさんのお母さん)
「入団からしばらくは、まずは、やってみたいというご自分のお子様をサポートしていただけるだけで充分です。公演を重ねるごとに、ご自分のお子様だけでなく、鎌倉こどもミュージカル全体を我が子のように大切していただけるようになっていただけたら嬉しく思います。」(Mさんのお母さん)
共に子どもの成長を喜び合える仲間
父母会での活動を通じてこんな関係が生まれています。
- 子育ての悩みを共有できる
- 経験者からアドバイスをもらえる
- 一緒に公演の成功を喜び合える
- 子どもたちの成長を共に見守れる
子どもたちの驚くべき成長
心の成長が見える瞬間
公演を重ねるごとに、子どもたちの中に芽生えてくるものが見えてきます。
- 他人を思いやる優しい心
- 困っている人に自然と手を差し伸べる行動る
- 目標に向かって頑張る強さ
- 仲間と協力することの大切さ
クリエイティブサポートをしていただいてる児童劇団「大きな夢」の青砥代表は「ミュージカルを通して子どもたちの可能性を引き出す」という理念を掲げていますが、まさにその通りの成長を、私たちは目の当たりにしています。
学校生活での変化
保護者の方からはこんな声も届いています。
「人前で堂々と演じることができるようになり、学校の文化祭などでも活躍しています。(Sさんのお母さん)」
「引っ込み思案だったのに、今では自己PRが本当に上手くなったと他のお母さんからも良く言われます。(Yさんのお母さん)」
父母会のインタビュー特集がございます。よろしければ併せてご覧ください。
実際の公演から見える絆
例えば2023年の「ピエロ人形の詩」では、心温まる場面が数多くありました。
主役のナナ役を演じたキャストの感情豊かな演技に、共演者たちが呼応するように表情や動きを変化させ、舞台全体があたかも息づくように躍動していました。
小さな子犬役のキャストは、ハキハキとした台詞回しで堂々と演じきり、ステージ上で自信に満ち溢れた姿を見せてくれました。
この公演では、年齢も経験も異なる団員たちが、本番に向けて互いに励まし合い、教え合う姿が印象的でした。特に印象深かった出来事が本番直前の楽屋での光景です。
緊張で泣き出してしまった低学年の団員に、高学年の団員たちが自然と寄り添い優しく声をかけていました。
そんな言葉に励まされ、最後には満面の笑顔で舞台に立つことができたのです。
観客の方からは
「全員がこのミュージカルを心から楽しんでいるんだなという事がとても伝わった」
「子どもたちの表情が生き生きとしていて感動した」
というお声をたくさんいただきました。これこそが、団員同士の強い絆があってこその評価だと感じています。
おわりに
鎌倉こどもミュージカルは、単なる演技や歌、ダンスの練習の場ではありません。
また俳優養成やスターを作り上げるような場でもありません。
青砥代表が語るように「感動を呼び覚ますような心の高まりを体験する環境」であり「他人を思いやる心、優しさ、笑顔で接する明るい表情」を育む場所なのです。
友だちづくりが苦手でも、新しいことに緊張してしまっても大丈夫。
ここには、あなたの子どもを温かく迎え入れる仲間たちが待っています。
一歩を踏み出す勇気があれば、きっと素敵な出会いが待っているはずです。
まずは見学や体験レッスンから始めてみませんか?お気軽にお問い合わせください。
体験レッスン・見学のご案内化
・日時:毎週金曜日 18:00〜20:00
・場所:鎌倉市内および近隣の公共施設
・持ち物:上履き、動きやすい服装、飲み物、汗拭きタオル
・費用:無料
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