小さな子から大人まで魅了した舞台-観客アンケートが語る鎌倉こどもミュージカルの魅力

こんにちは、鎌倉こどもミュージカルです。

2024年7月、私たち鎌倉こどもミュージカルは「ミュージカル 桃太郎!」を鎌倉芸術館で上演させていただきました。お越しくださったお客様から、たくさんの声をお寄せいただきました。

今日はいただいた338件のアンケートの中から、皆様の心に残った場面や印象的だった瞬間をご紹介させていただきたいと思います。

「ミュージカル 桃太郎!」が語りかけたもの

下の映像は本公演(昼の部)のダイジェスト版になります。

誰もが知っている桃太郎の物語。

でも私たちが演じたのは少し違った視点から描かれた新しい物語でした。

鬼たちとの出会いを通じて、違いを認め合うことの大切さを考えるストーリーに、多くのお客様が心を揺さぶられたことがアンケートからわかります。

・「桃太郎を知っているつもりでしたが、こんなに心温まる物語だったとは…」
・「今の時代に、とても大切なメッセージが込められていました」
・「子どもたちに観せることができて本当によかった」

このような声を多くいただき、私たちの想いが少しでも届いたことを嬉しく思います。

アンケート分析からわかる観客層の特徴

アンケートを分析すると興味深い特徴が見えてきました。

本公演には、小さなお子様から祖父母世代まで、幅広い年齢層の方々にご来場いただきました。

特に印象的だったのは、未就学児のお子様連れのご家族が予想以上に多かったことです。

・「2時間近い公演でしたが、4歳の子もずっと集中して見ていました」
・「小学生の娘と一緒に観劇しましたが、私も涙があふれました」

観客層と居住地別の感想

ご来場いただいたお客様の年齢層とお住まいの分布を集計してみました。

観客層の内訳
  • 小学生以下のお子様とご家族:約40%
  • 中高生:約15%
  • 30-50代:約30%
  • 60代以上:約15%
居住地域の分布
  • 鎌倉市内:約45%
  • 横浜市:約20%
  • 藤沢市:約15%
  • 東京都:約10%
  • その他の地域(神奈川県内外):約10%

という広がりを見せています。

特に嬉しいことに、遠方からもわざわざ足を運んでくださるお客様が増えています。

私たちの公演は単なる子どもたちの発表会ではありません。

プロの指導のもと一つの作品として創り上げる本格的なミュージカルです。

その証として、普段プロの舞台をご覧になれている方々からも高い評価をいただくことができました。

・「子どもたちとは思えない声量と表現力に驚きました」
・「プロの舞台と遜色ない完成度の高さでした」

このような評価は、子どもたちの日々の努力はもちろんのこと、支えてくださる講師陣、スタッフ、そして何より保護者の皆様のご協力があってこそだと感じています。

観客の年代別にみる感動の声

アンケートの中で最も印象的だったのは、それぞれの年代によって異なる視点での感動が語られていたことです。

子どもたちの瑞々しい感性から、大人の方々の温かなまなざしまで、様々な角度からの声が届いています。

未就学児から小学生の感想

小さなお客様からは、純粋な感動と驚きの声が寄せられました。

特に目についたのは、物語の展開に夢中になり、自然と舞台の世界に引き込まれていく様子が伝わってきたことです。

・「桃太郎さんときじやくさんがすてきだった」
・「最初に桃の花につつまれて桃から生まれてくるシーンがとてもこころに残りました」
・「知ってる桃太郎とちがっておもしろかった」

特に嬉しかったのは、「自分もやってみたい!」という声を多くいただいたことです。

舞台に立つ子どもたちの輝く姿が、観客席の小さな夢の種になったのかもしれません。

中高生が感じた舞台の魅力

中高生の皆さんからは、より具体的な視点での感想をいただきました。

演技や歌唱力について、同世代ならではの鋭い観察眼で見てくださっています。

・「声がとても通っていて、会場全体に響いていました」
・「一人一人の表情が豊かで、感情がよく伝わってきました」
・「歌もダンスもお芝居も、こんなに上手だとは思わなかった」

大人の目から見た子どもミュージカルの実力

30代から50代の方々からは、子どもたちの表現力の高さと、作品の持つメッセージ性について、多くのコメントをいただきました。

・「子供たちのエネルギー、表現力、歌唱力が素晴らしかったです」
・「違いがあってもみんな仲良く暮らしていくストーリーに感動しました」
・「考えさせられる内容で、子どもにも大人にも響く作品でした」

多くの保護者の方々が、子どもと一緒に観劇することで新しい発見があったと語ってくださいました。

家族で感動を共有できる時間を提供できたことをとても嬉しく思います。

祖父母世代が伝えたい想い

60代以上の方々からは、温かな励ましの言葉とともに、未来への期待を込めたメッセージをいただきました。

・「全員が全身で声も発声も表現も良かった。本格的なミュージカルでした」
・「一つの舞台を創り上げる子どもたちの姿に感動しました」
・「これからの時代を支えていく子供達、若者がこんなにいるのだと心強く感じました」

長年の経験から物事を見つめる目を持つ祖父母世代の方々から、このような評価をいただけたことは、私たちの活動の大きな励みとなっています。

このように年代を超えて様々な感動の声をいただけたことは、私たちの目指す「みんなで創る舞台」という理念が少しずつ実を結んでいるようで大変嬉しく思います。

地域を超えて広がる感動の輪

鎌倉芸術館に集まってくださったお客様の声を地域別に見てみると、思いがけない広がりに気づかされます。

地元鎌倉はもちろん、神奈川県内の様々な地域から、さらには遠方からもたくさんの方々に足を運んでいただきました。

神奈川県内からの声

地元・鎌倉のお客様からは、長年の活動を見守ってくださっている温かさを感じる声が届いています。

・「毎年レベルが高くて素晴らしいです」
・「子どもたちの成長ぶりに感動。会場ににぎわいが戻り、とてもうれしく思います」
・「鎌倉の文化を担う団体として、これからも応援しています」

横浜や藤沢からお越しのお客様からは、初めて観劇された方も多く、新鮮な驚きの声をいただきました。

・「想像以上のクオリティの高さに驚きました」
・「学校の発表会とは全く違う、本格的な舞台でした」
・「もっと多くの人に見てもらいたい舞台でした」

遠方からお越しいただいたお客様の感想

東京都や大阪、京都といった遠方からも、わざわざお越しくださった方がいらっしゃいました。

プロの舞台が数多く上演される大都市からお越しの方々だけにその評価は私たちの励みとなります。

・「東京での観劇経験が多いのですが、引けを取らない素晴らしい舞台でした」
・「遠方から来た甲斐がありました。感動をありがとう」
・「また必ず観に来たいと思える舞台でした」

姉妹劇団の仲間たちからのメッセージ

全国26ヶ所にある児童劇団「大きな夢」の仲間たちも、応援に駆けつけてくれました。

同じ夢を持つ仲間だからこそ、細かい部分まで見てくれています。

・「歌もダンスも演技も、一つ一つの細かい表現まで丁寧でした」
・「同じ作品を演じる立場として、たくさんの刺激をもらいました」
・「体幹やガヤ(群衆演技)がしっかりできていて、素晴らしい公演でした」

このように地域を超えて広がる感動の輪は、私たち鎌倉こどもミュージカルの17年の歩みの中で、少しずつ築き上げてきたものです。

これからもより多くの方々に観ていただける舞台を目指して、子どもたちと一緒に成長を重ねていきたいと思います。

舞台づくりの裏側-アンケートから見えた成果

今回のアンケートで特に多かったのが「子どもとは思えない表現力」「声がよく通る」「感情がこもっている」といった評価です。

これらは決して一朝一夕に得られたものではありません。

毎週金曜日の練習を積み重ね、約8ヶ月の準備期間を経てようやく実を結んだものになります。

「声の通る舞台」を目指して

「会場の後ろまで声が届いていた」「セリフがはっきり聞こえた」という声を多くいただきました。

これは私たちが特に力を入れている部分です。

発声練習は演劇の基本。

でも子どもたちにとって、美しく大きな声を出すことは意外と大変ことです。そこで私たちは、

  • まずは「恥ずかしがらない環境」をつくること
  • 仲間と一緒に声を出す楽しさを知ること
  • 少しずつ自信をつけていくこと

を大切にしています。講師からは「お腹から声を出す」「言葉を大切に」といった指導を受けますが、それを実践できるのは、安心できる仲間がいるからこそなのです。

感情表現の豊かさが生まれるまで

「表情が豊か」「感情がしっかり伝わってきた」という評価もたくさんいただきました。

演技指導で最も大切にしているのは「その役になりきること」ではありません。

まずは「自分の気持ちに正直になること」から始めています。

嬉しい時は心から笑い、悲しい時は本当に悲しむ。その素直な感情表現が観客の皆様の心に響いたのだと思います。

「感情表現」のトレーニングに関するブログ記事がございます。

チームワークの大切さ

「全員が揃って踊るシーンが素晴らしかった」「まとまりのある上手な舞台」といった感想をいただきました。

舞台では、主役も端役も同じように大切な存在です。

むしろ、全体の調和があってこそ、一人一人の個性が輝くのだと考えています。練習では、

  • 先輩が後輩に振り付けを教える
  • 休憩時間に自主練習を重ねる
  • お互いの演技を見合い、アドバイスし合う

そんな光景が日常的に見られます。

プロの指導陣が支える表現力

「プロの舞台と遜色ない」という高評価をいただけたのは、児童劇団「大きな夢」の専門講師陣の存在が大きいと感じています。

演技、歌唱、ダンスの各分野のプロフェッショナルが、子どもたち一人一人の可能性を見出し、丁寧に指導を重ねています。

特に印象的なのは、決して無理をさせない指導方針です。

子どもたちのペースを大切にしながら、少しずつ、でも着実にレベルアップを図っていく…。

この積み重ねが、お客様から評価いただいた「高い表現力」につながっているのだと思います。

このように、舞台の裏側では子どもたちの努力と、それを支える多くの方々の想いが詰まっています。

その成果を認めていただけたことは、次への大きな励みとなりました。

お客様の声から見える子どもたちの成長

アンケートの中で、特に心に残ったのは「子どもたちの成長」を感じ取ってくださったコメントの数々です。

舞台に立つ一人一人が、稽古を重ねる中で見せる変化は、私たち保護者や指導する側にとっても大きな喜びとなっています。

初めての舞台に挑戦する勇気

今回の公演では、多くの新入団員が初舞台を迎えました。

その姿を見守ってくださったお客様から、温かな声が届いています。

・「初舞台とは思えないほど堂々としていました」
・「新入団員が多いと聞いて驚きました。全く感じさせない完成度でした」
・「初めて出演の子も、先輩たちに支えられて生き生きと演技していました」

実は最初の頃、稽古場の入り口で泣いていた子もいました。

でも、優しい先輩たちが根気強く声をかけ、一緒に練習を重ねる中で、少しずつ自信をつけていったのです。

子どもたちが「初舞台」に何を思い何を感じたかを特集した記事がございます。

仲間と創り上げる喜び

お客様から特に多くの反響があったのは、子どもたちの表情の輝きでした。

・「みんなが心から楽しそうに演じていて、こちらまで元気をもらえました」
・「一人一人が生き生きとしていて、舞台の上で輝いていました」
・「子どもたちの表情が豊かで、役になりきっている姿に感動しました」

この輝きは、仲間と一緒に一つのものを創り上げる喜びから生まれたものだと思います。

時には意見がぶつかることもありますが、それを乗り越えて得られる達成感は、かけがえのない経験となっています。

本番で花開く可能性

公演当日、子どもたちは練習以上の力を発揮してくれたと講師陣からも評価をいただいています。

・「練習の時とは思えないほどの迫力でした」
・「一場面一場面に込める感情の深さに驚きました」
・「最後まで集中力を切らさず、素晴らしい演技を見せてくれました」

普段は控えめな子が、舞台の上で堂々と演技する姿は私ども保護者から見ても印象的でした。

子どもたちの中には、誰もが予想もしなかった可能性が眠っているのかもしれません。

それを引き出せるのが、このミュージカルという総合芸術なのだと感じています。

歌って、踊って、演じる。

その過程で子どもたちは、自分でも気づかなかった新しい自分と出会っていくのだと思います。

このような成長の様子を、多くのお客様に感じ取っていただけたことは、私たちにとって何より嬉しい評価でした。

鎌倉こどもミュージカルが教育の観点で、どのような影響を子ども与えるかをテーマにしたブログがございます。

心に留めたい、様々なお声とご提案 -より良い舞台を目指して

アンケートの中には、時にはハッとさせられる視点や、考えさせられるご指摘もありました。

これらの声も、私たちの成長にとって大切な気づきとなっています。

運営面への貴重なご意見

・「もっとプロモーションして公演回数を増やせばいいのに」
・「もっと多くの人に知ってもらいたい舞台だと思います」
・「知人、家族、関係者でない一般の方にも、もっと認知されるべき優良なエンターテイメントです」

PRや公演機会の拡大を求める声を多くいただきました。

より多くの方々に観ていただける機会を作ることは私たちの大きな課題の一つです。

建設的なご提案

・「お父さんお母さんが近くにいないと、お子様が落ち着いて観劇できないかもしれません」

客席でのマナーについて、貴重なご指摘をいただきました。

小さなお客様への配慮として、座席配置の工夫など、より良い観劇環境づくりを心がけていきたいと思います。

・「主役は出ずっぱりなので、夏の公演では休憩する場面をもう少し増やしてはどうでしょうか」

子どもたちの体力面を考慮したご提案、ありがとうございます。

舞台構成を考える上でとても参考になるご意見でした。

新しい可能性への期待

・「地元・鎌倉ならではの演目も期待したいです」

地域に根ざした劇団として、とても興味深いご提案をいただきました。

全国の姉妹劇団と演目を共有している関係で簡単ではありませんが、将来的な可能性として検討させていただきたいと思います。

このように、様々な角度からのご意見は、私たちの活動をより良いものにしていくための貴重なヒントとなっています。

すべての声に真摯に耳を傾け、これからも成長を重ねていきたいと思います。

次回公演に向けて

たくさんの感動の声に背中を押されながら、私たちはもう次の公演への準備を始めています。

2025年の夏、新しい物語をお届けする予定です。

2025年夏「ロビンソン*ロビンソン」への想い

次回の演目は、人間とロボットが共存する近未来を舞台にした心温まる物語です。

2024年12月13日に、この公演の配役オーディションを経て個々の「役」が決定したところです。

ロボットが人間と共存する近未来を舞台にした物語です。

幼いリリーの家にやってきたロボット・ロビンソンは、多忙な母親に代わってリリーの世話を担当することに。やがて二人は、親子のような、時には兄妹のような、また友人のような関係を築いていきます。

しかし、リリーが14歳を迎えたある日、ロビンソンが突如として機能を停止してしまいます。人間とロボットの違いとは何なのか。

リリーにとってかけがえのない家族となったロビンソンの運命は―

当たり前に思えた日々の尊さを、改めて問いかける感動の近未来ミュージカル。この物語を通して、あなた自身にとって本当に大切なものが、きっと見えてくるはずです。

主題歌の「あたり前の毎日が、かけがえがないってことを、この朝の光の中に感じる」という歌詞には、大切な存在との日々を愛おしむ気持ちが込められています。

いつもそばにいてくれる(いてくれた)大切な人に想いを馳せながら観ていただきたい作品です。

「ロボットと暮らす日はすぐそこに?」をテーマにしたブログがございます。

新しい仲間を募集しています

「桃太郎!」の公演を観て、「私もやってみたい!」という声を多くいただきました。

私たちの劇団は随時、新しい仲間を募集しています。

劇団に入るために必要なのは、

  • ミュージカルが好き、という気持ち
  • 仲間と一緒に何かを創り上げる意欲
  • 週1回(金曜日18:00~20:00)のレッスンに参加できること

特別な経験や技能は必要ありません。入団にはオーディションもありません。在籍メンバーはむしろ「まったくの未経験」という子がほとんどです。

見学・体験レッスンのご案内

「でも、本当にできるかしら…」
そんな不安をお持ちの方も多いと思います。

まずは気軽に見学や体験レッスンにお越しいただければと思います。

見学・体験レッスンでは、

  • 実際のレッスン雰囲気を体験
  • 講師や団員との交流
  • 保護者の方の疑問にお答え
  • 参加は途中からでも可能

といった形で、丁寧にご案内させていただきます。

おわりに – 17年の歩みを支えてくださる皆様へ

今回の「ミュージカル 桃太郎!」には大変多くのお客様にご来場いただきました。

そして、たくさんの温かな声を寄せていただきました。心より感謝申し上げます。

アンケートの中で、特に心に響いたのは、ある保護者の方からの言葉です。

「子どもたちの一生懸命な気持ちが伝わり、生きるとは何かを教えてもらった気がします」

私たちが目指しているのは、まさにそんな舞台です。

観ていただいた方の心に、なにか小さな灯をともすことができたら、これほど嬉しいことはありません。

温かな拍手と励ましの言葉をありがとうございました。これからも、子どもたちの夢と感動の物語を、皆様とともに紡いでいけたらと思います。

それでは、また。

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