清水 希実さんへインタビュー
現在高校2年生の清水希実さんにお話しを聞きました。
-入団した動機をお聞かせください
歌とダンスが小さい頃から好きで、ミュージカルの舞台に強い興味があったため、入団しました。
-実際に入団してみてどうでしたか
歌の稽古が想像していたより本格的で驚きましたが、内容がとても面白く、今でもワクワクしながらレッスンを受けています。
自主トレするも稽古で発揮できず…
-理想通りにならずに落ち込んだことはありますか
鎌倉こどもミュージカルは毎週金曜日にレッスンを行うのですが、私はその稽古までに家で色々準備をしていきます。
セリフをしっかり覚える、高音域をきれいに歌えるようにする、指導を受けた演技を回想する…などになりますが、実際の稽古で思ったようにそれが発揮できず、先生に指摘されたことです。
悔しいやら情けないやらやりきれない思いは今までもたくさんありました。
-それを解決に導いてくれた人や事について教えてもらえますか
演技指導の小渡先生がたくさんのアドバイスをしてくださって、思うような演技ができるようになりました。
先生は団員ごとの強み弱みを本当に良く観察されていて、団員全員がメキメキと一緒に成長していくのがわかるくらいです。
私が去るとき後輩に寂しがってもらえる存在になりたい
-希実さんはこのミュージカル劇団でどのようなを努力していますか?またその努力によって心境の変化がありましたら教えてください
とにかく自分が納得いくまで練習を続けることです。
歌や台詞は録音して自分で聴くようにしたり、ダンスは鏡の前で少しずつ踊って自分の姿がきれいに見えているかを確認するような練習をしています。
この練習をもう何年も続けているのですが、我ながら「一つのことに集中する力」がついたと感じています。
-今の目標は何ですか
私が鎌倉こどもミュージカルを卒団する時に、後輩たちに寂しがってもらうことです(笑)。
-思い出に残る役柄や場面など、2つ教えてください
「ロンの花園(2021年7月公演)」というミュージカルに出てくるヤギの村長役です。
初めての大人役で、大人としての立ち振る舞いや、村の村長という立場からの街会話内容や仕草を練習するのは難しかったんですが、とても楽しかったです。
もう一つは「あまんじゃくの桜貝( 2022年8月公演)」でのゲンタ(主演)という男の子です。
ゲンタが歌う歌はキーが高くて、なかなか歌えるようにならなかったんですが、相方のサチをやってくれたお姉さんと二人で何度も練習して、本番は自信満々で歌えました。
-好きな稽古苦手な稽古内容はありますか
歌は苦手なんですけど、その分歌唱の抜きげいこが、歌唱方法の発見と、成長を自分で感じることができて毎週楽しみです。
なにより先生が私の歌唱の強みを引き出してくださるのが、レッスン時の魅力的であり、感謝しています。
-これから入団してくる子どもたちに伝えたいことはありますか
小さい子は最初入ってきて、すぐには理想通りに振る舞うことができず、落ち込んでしまうシーンを良く見かけます。
私もその一人だったので気持ちは痛いほどわかるので、共感を持って励ましの声をかけています。
そんな落ち込む時があっても、この鎌倉こどもミュージカルは絶対そのうち楽しくなって毎週の稽古が楽しみになります。
中高生からの入団でも、自分のやりたいことに取り組んでどんどん表現力を伸ばしています。
いろんな団員がいるので、自分とは異なる魅力を持った人間に出会えることは、私がこの劇団を好きな理由の一つでもあります。
興味があればぜひミュージカルを一緒に楽しみましょう。
-ありがとうございました
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